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任意売却の流れ
ここでは、任意売却の流れについて詳しくご説明いたします。
1.手続きの開始
任意売却は、滞納の結果、債権者との返済に関する話し合いになり、その中で提案される第三者(不動産屋や任意売却専門業者など)に依頼する形で進めていきます。
そして、主に不動産屋等やその提案をした債権者が中心になって手続きを進めます。
ここで重要となるのは、債務者と債権者の仲介に入る第3者です。任意売却は専門家でないとなかなか難しい手続きになります。信頼できる不動産屋か専門業者を探しましょう。
2.任意売却業者の選定
実際に不動産屋あるいは任意売却業者を決めましょう。第3者が決定すると、以後債務者と債権者の仲介を行ってくれます。
3.不動産価格調査
依頼した任意売却業者が債務者の滞納状況や残債を聞いてスケジュールを立てたり、返済方法を考えます。また、不動産の査定を行います。
4.債権者との調整
任意売却業者と債権者との間で販売価格や今後の返済スケジュールの調整を行います。最終的に不動産の販売価格を決めるのは、債権者あるいは抵当権者になります。
債権者の調整を図っている間に債務者側に次のような事項がないか確認します。売却となる前に手続きを行わなければならないからです。
もし、該当するようであるならば、早めに手続きを行う必要があります。
(1)不動産の所有者が亡くなっており、その相続登記を済ませていない
⇒相続登記を行う
(2)不動産の所有者または、共有者の1人が行方不明になっている
⇒裁判所に不在者の財産管理人の選任を申し立てる
(3)不動産の所有者または、共有者の1人が病気等により、意思疎通が図れない
⇒裁判所に成年後見人の選任を申し立てる
4.任意売却の成立
すべての当事者が合意した上で、その他の手続きが完了し、買主が決まると決済日(実際に売買する日)が決まります。(決済日には、当事者を含め、関係者が集まります。)
依頼を受けた司法書士が担保権の抹消や所有権移転等の登記手続の確認をし、売買代金の支払いが行われ、債権者により競売手続の取り下げがなされます。
売買代金から各債権者へ返済を行い、様々な精算手続きが行われて不動産は買主名義にかわり、返済を受けた債務はなくなります。